このブログは、2008年8月に様似町中央公民館文化ホールで開催された様似郷土館 特別展「北海道大漂着物展」の展示物とその様子を図録的にご紹介いたします。 展示は、漂着物学会北海道支部のメンバーがそれぞれの分野を担当しました。 展示物は、一部を除き北海道内の浜辺で会員が自ら拾い集めたものです。 展示解説などに間違いや不備な点もあるかもしれません。コメント等でお知らせいただければ幸いです。 ※コメントは受け付けますが、質問などにお答えできないことがあります。また、コメントは投稿者の許可なく、適時削除させていただきますので、ご了承ください。 ☆図録ブログの見方・使い方 カテゴリのコーナー名をクリックすると、その登録された展示物等が表示されます。 トップページに戻る時は、「全体」をクリックしてください。 検索もできます。展示物の名前などを入力すると対象の展示物等が表示されます。 ![]() #
by hyoutyakubututen
| 2009-01-10 19:19
北海道は太平洋・日本海・オホーツク海と周りは全て海です。それぞれが北からの親潮、南からの黒潮などの海流によって多くの物が運ばれて来ます。それらが海岸や砂浜に上がったものを漂着物と言います。ですから、まだ海上に漂っているものは、漂流物なのです。 昔から人々は、海辺に流れ着くものを利用して暮らしてきました。魚などの海の幸であったり、流木は燃料や家の材料などとして使ったりもしました。 今の海辺は如何でしょう・・・・もちろん、南からの椰子の実を拾ってロマンを感じることはあるものの、どう見てもゴミとしか言いようの無いものがほとんどになってしましました。悲しいことです。 本特別展を見ていただき、歴史や文化を感じてください。自然やロマンを感じてください。そして、現実を感じてください。 ![]() combingのcombは櫛である。 櫛の目のように浜辺を梳りながらじっくり見て、拾い物をして歩くことをビーチコーミングという。 また、そのように拾って歩く人のことをビーチコーマーという。 日本近海の海流 海流には、暖流と寒流がある。暖流の黒潮はフィリピンから沖縄を経て太平洋を北上し、房総半島で東へ蛇行する。九州から日本海を流れる対馬暖流は、黒潮が九州から分かれたものである。寒流は、親潮と呼ばれる千島海流が太平洋岸沿いに南下し、房総半島沖で黒潮とぶつかる。さらにオホーツク海から日本海に流入するリマン海流がある。 ![]() 風の力 物を打ち上げるには波の力だけではなく、風の力も大きく影響する。季節による風向きも大きく関係し、北西の風が吹く冬は、日本海側には大きな波が立ち、それに乗ってたくさんの打ち上げが期待できるが、太平洋岸東部では岸から沖に吹くので、打ち上りにくくなる。逆に、北東の風の吹く時には、太平洋岸東部に多く打ち上る。 「海から吹く風は、ビーチコーミングに出かける合図」 ![]() #
by hyoutyakubututen
| 2009-01-09 23:59
| プロローグ
ガラス玉は、ビーチコーマーに人気のある漂着物の一つ。人をひきつけるのはなぜだろうか? ガラスの美しい輝きか?それとも懐かしさだろうか? 昭和30年頃まではさかんに使用されていたが、現在はプラスチック製にかわり使用される機会は減った。 北海道ではガラス浮子を現在もつかっていたり、放置されたものが流出し再漂着したりするためか、本州などに比べ、ガラス浮子がよくながれつく。 尺玉などの大きさになると拾うことは少ない。しかしみつけたときのうれしさは格別である。 ![]() ![]() ![]() #
by hyoutyakubututen
| 2009-01-09 23:01
| ガラス玉
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by hyoutyakubututen
| 2009-01-09 22:34
| ガラス玉
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by hyoutyakubututen
| 2009-01-09 21:50
| ガラス玉
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